―君は空虚な人形(DOLL)―
その笑顔もぬくもりもささやかなしぐさも
本当じゃない
すべては擬似的に演算された数字の羅列の集合体
だって君はただの人形(DOLL)
本当は冷たいガラクタだ
止まらない涙だってプログラムされたものだって分かってるはずなのに
どうして僕は―
君は人形なんかじゃない
それを教えてくれたのは君なんだ
君は僕の腕の中で眠っていればいい
朝が来たら僕の名前を呼んでくれ
プログラムされた感情でも構わない
君は確かにここにいる
僕はそれだけでよかったんだ
【あらすじ】
―新しいアルバイトは美少年育成?!―
住む家も仕事も失った主人公・木野里恵一の新しいアルバイト先は豪華な洋館。
内容は少年型「DOLL(アンドロイド)」の情操教育というものでした。
閉塞的な雰囲気の漂う洋館で恵一を待っていたのは
人間に近い感情表現をするが、DOLLとしての性能は低めの「ルビー」と
DOLLとしての性能は高いが、感情に乏しい「サファイア」。
恵一は二週間という短期間で成果を出すことを求められますが・・・。
【システム】
2体の「DOLL」と呼ばれるアンドロイドを育成するBLゲーム。
スケジュール実行タイプのADVです。
毎日の予定(どのDOLLを誰のところで勉強させるか)と、どちらのDOLLに同行するかを決定します。
エンディングは28種類。
ゲームはどちらか一人を選んで育成するのではなく、2人を同時に育成します。
「ルビーとサファイア、どちらを育成するか選べ!」→「ど、どうしよう…選べないっ!」
という事がなくて良かったです。
【BLシーンについて】
基本カップリングは主人公・木野里恵一×DOLL(ルビーorサファイア)
サブカップリングは北條初音&北條琥珀と雪村北斗&黒岩篤です。
主人公がDOLL以外の人と恋愛関係になることはありません。
洋館に住む人達の(BL的)人間模様を見届ける…という感じです。
全年齢対象のボーイズラブゲームということで、直接のBL描写はなし。
BLシーンを想像させるCG・テキストもありません。
ただし、「…も、もしかして…??」とキャラクター同士の関係を想像してしまうシーンはたっぷり。
【感想】
アンドロイドと人間の交流を描いたハートフルストーリー。
洋館という閉じた世界で繰り広げられる愛憎劇、隠された真実に迫る過程が丁寧に描かれています。
また、イベント発生に必要な条件やパラメータ上げ等も含めて難しいところはありません。
難易度は低めです。(全てのエンディングを見る、という点では若干難しく感じるかもしれません)
育成もの・アンドロイドものが好きな人は要チェック作品。
面白かったです。
〜好きなキャラ〜
●ルビー&サファイア:主人公を「マスター」と慕うルビーとサファイアは本当に可愛い!の一言。
●北條琥珀:綺麗なイメージに対して(実は)オモシロキャラなところも。トゥルーENDには涙。
※修正パッチあり
【システム】 |
【クリア後のおまけ】 |
育成ADV
画面設定(ウィンドウorフルスクリーン)
メッセージ速度設定
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BGM・ボイス・効果音 音量設定
画面効果設定
セーブ数:20個 |
CGモード
シーン回想
音楽鑑賞 |
2012/6/9 |